USB Power Delivery(USB PD)による急速充電。USB-C – Lightningケーブルと、PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブルを使った充電についてのご紹介。

USB Power Delivery(USB PD)による急速充電。アイキャッチ PCスマホ

どうも、またざ(@mata011z)です。

iPhoneやiPadなどの充電を行うためにUSB充電とモバイルバッテリーの機能が一体となった、アンカー(Anker)のPowerCore III Fusion 5000を購入しました。詳しくは…Anker(アンカー)のPowerCore III Fusion 5000を購入。充電用プラグ一体型のモバイルバッテリーと、USB PD対応のケーブルを使っての高速充電についてのご紹介。

このPowerCore Ⅲ Fusion 5000はUSB Power Delivery(USB PD)という高速充電に対応しています。

でもそもそも一体USB PDって何のことなのか。対応している機器ってどのくらいあるのか。USB PD対応の充電器を用意したのはいいけど、iPhoneやiPadを高速で充電するためのケーブルはどれを選んだらいいのか。

疑問が募るばかりです。

そこで今回は自分が調べた範囲でのUSB Power Delivery(USB PD)の現状と、好んで使っているアンカーのUSB PD対応の充電器やモバイルバッテリー3選、そして実際にアップルのUSB-C – Lightningケーブル及びアンカーのPowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブルを使った充電についてご紹介します。


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USB Power Delivery(USB PD)とは

USB Power Delivery略称USB PDというのは、USB端子を用いてるパソコンやスマートフォンなどのデバイスを充電するための規格です。

iPad ProやiPad Airなどに搭載され、徐々に浸透しつつあるType-Cコネクタでは最大100Wの給電が可能となり、5〜10W程しか扱えなかったType-AやマイクロUSB端子と比べると約10〜20倍で給電することが可能です。

…といっても条件があります。

  • スマートフォンやタブレットなどの充電する側の機器がUSB PDに対応していること
  • 接続するUSBケーブルが両端子ともにType-Cコネクタを採用していること
  • 充電器やモバイルバッテリーなどがUSB PDに対応していること

これらが揃ってはじめてUSB Power Delivery(USB PD)の高速充電を行うことができます。

AnkerのUSB PD対応機器3選

アンカー(Anker)の充電器やモバイルバッテリーはシンプルで利便性にとんだデザインなので好んで良く使っています。そこで今回はアンカーから発売しているUSB PD対応の製品を3つほど選んでみました。

プラグ部は除きますが、Anker PowerPort III Nano 20Wは2020年9月時点で20W出力以上のUSB Power Delivery対応USB充電器としては世界・最小最軽量。

それでいて最大20Wと高出力、5W出力の充電器と比べても最大3倍速く充電することが可能です。

USB充電器といえば直方体のものが多いのですが、Anker PowerPort Atom III Slimは約1.6cmの薄いスリムデザイン。

カバンやポケットなどに入れても出っ張ることがなく、気軽に持ち運ぶことができるUSB PD対応の製品です。

Anker PowerCore III Fusion 5000はモバイルバッテリーとUSB急速充電器を兼ね備えた、2in1ハイブリット設計のUSB PD対応製品。

USB-AポートとUSB-Cポートの2ポートを搭載していて2台同時充電すると合計で15W、USB-Cポート単体で利用すると最大18Wの高速充電が可能です。

アップル(Apple) USB-C – Lightningケーブル

USB Power Delivery(USB PD)による急速充電。USB-C - Lightningケーブル
画像引用:USB-C – Lightningケーブル(2 m)を見る – Apple(日本)

Lightningコネクタを持つiPhoneなどとUSB-Cポートを持つMacなどにつないで同期や充電をしたりするケーブルです。

USB PD対応の充電器やモバイルバッテリーなどと一緒にこのケーブルを使うと、iPhone 8以降であれば急速充電を行うことができます。

開封

パッケージ正面は両端子がUSB-CとLightningということが分かる印字されています。

パッケージ裏面は各国の言葉で製品名が記載されていることに加え、MacBookシリーズにiPhoneを繋げなさいという説明画が記載されています。

中身はUSB-C – Lightningケーブル本体と説明書などが入っています。

外観

片側がLightning端子で、もう片側がUSB-Cになっています。

ちなみにiPhone 11からは同じUSB-C – Lightningケーブルが同梱されています。

iPhone XSを急速充電

USB-C – Lightningケーブルをコンセントに差したPowerCore III Fusion 5000と、iPhone XSに接続して30分間充電してみました。

充電する前のバッテリー残量は47%しかありませんでしたが、30分後にはバッテリー残量が78%まで回復しました。

つまり30分で約30%のバッテリーを急速充電できたことになります。

アンカー(Anker) PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル

USB Power Delivery(USB PD)による急速充電。PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル
画像引用:Anker PoweLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m) | USB-Cケーブルの製品情報 | Anker (アンカー) Japan公式サイト

最大60Wの出力、USB PD(18W)の充電器と合わせて使うとフルスピード充電が可能になるUSB-Cのケーブルです。

色はブラックとホワイトの二色です。

開封

パッケージはANKERのロゴが入った白い箱です。

中身はPowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル本体、説明書などが入っています。

外観

両端子がUSB-C、コネクタ部分には凹凸加工が施されているのでケーブルの抜き差しを簡単に行うことが可能です。更にケーブルの長さが0.9mと机の上などでスマートフォンやタブレットなどを充電するときでも、快適に使うことができます。

iPad Pro 11(第2世代)を急速充電

PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブルをコンセントに差したPowerCore III Fusion 5000と、iPad Pro 11(第2世代)に接続して30分間充電してみました。

充電する前のバッテリー残量は40%しかありませんでしたが、30分後にはバッテリー残量が64%まで回復しました。

つまり30分で約24%のバッテリーを急速充電できたことになります。

感想・まとめ

自分を含めてバッテリー残量が0%に近い咄嗟のとき、iPhoneやiPadなどを早く充電したい…誰しもある経験です。

そんなとき役に立つのがUSB Power Delivery(USB PD)の高速充電。

充電器やケーブル、端末全てがUSB PDに対応している必要がありますが、30分充電するだけでもかなりバッテリーの残量が回復しますので、もしUSB PDの高速充電に興味があればぜひ検討してみてくださいね。

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