2019年6月9日(日)に開催された「第5回白馬サイクルフェスタ」のレポートはこちらへどうぞ。
私がよく走りにいく長野県はサイクリングイベントがよく開催されています。
有名な大会といえば、4月と5月に開催される「アルプスあずみのセンチュリーライド」や7月に開催される「北アルプス山麓グランフォンド」。そして8月に開催される「マウンテンサイクリングin乗鞍」ではないでしょうか。
ともに大規模な大会。特に「アルプスあずみのセンチュリーライド」はコース設定も良くて、走りごたえがあります。
そんな中、私も毎年6月になると参加する大会があります。それは…
白馬サイクルフェスタです。
目次
白馬サイクルフェスタとは

開催時期は6月上旬。開催場所は北アルプスが間近に迫る長野県北安曇野郡白馬村です。
村内に設けられたチェックポイントやエイドステーションをまわるサイクリングイベントで、全てのチェックポイントやエイドステーションをまわると総走行距離約80kmにもなります。
白馬五竜観光協会主催ともあり、エントリー費と前日の宿泊(1泊朝食つき)それに前夜祭(夕食つき)がセットになったお得なプランがあるのが魅力。
今年で4回目とまだ新しいサイクリングイベントですが、参加人数は500名と徐々に口コミで広がっています。配られたアンケートによると、春と秋と開催を分ける予定もあるとか…
ちなみに私は第2回目からの参加ですが、一緒に走った友人は第1回目からの常連です。
第4回 白馬サイクルフェスタ レポート前半
6月9日(土)前夜祭

まずは第2回から開催された前夜祭のレポートです。
前夜祭は、他のサイクルイベントにはない「白馬サイクルフェスタ」の名物かもしれませんね。
開催場所はスタート&ゴール地点の白馬五竜エスカルプラザです。
18:30からの開催で、バイキング形式の夕食を食べながら地元飯森地区の和太鼓演奏を聴いたり、コースの説明があったり、抽選会があったりと参加者を盛り上げてくれます。
一つのテーブルを囲んでの会食形式なので、「どこから来たんですか」とか「明日は北か南どちらから攻めますか」みたいなことを話ながら交流を深めたりしましたよ。
抽選会では「サイクルジャージ」が当たりました。残念賞を含めて、参加者皆さんに何らかの商品が配られます。
ちなみに第3回のときは「宿泊補助券5,000円分」、第2回のときは「白馬五竜のペアリフト券」が当たりました。
サイクリング以外にも登山やスキーもするので、とてもありがたいです。
ルート

コース設定は白馬村内を隈なく周るようになっています。しかもCP(チェックポイント)やAS(エイドステーション)を周る順番は決められていないので、自由に走ることが可能です。
しかしゴールの制限時間は15:30には戻らないといけません。
そのため事前にCPとASをまわる順番は決めておく必要があります。
スタート「白馬五竜」 | → | CP「Hakuba47」 | → | CP「八方温泉・足湯」 | → |
CP「おびなたの湯」 | → | AS「白馬岩岳」 | → | CP「栂池第2駐車場」 | → |
CP「白馬コルチナ」 | → |
CP「大出の吊り橋」 | → | AS「ルポゼ白馬」 | → | CP「農かふぇ・白馬そだち」 | → |
CP「三日市場・神明社」 | → | CP「青木湖・ライオンアドベンチャー」 | → | AS「飯田公民館」 | → |
ゴール「白馬五竜 |
今回は地図右側から周ることにしました。
問題はCPのある白馬コルチナと青木湖までの道のりは山岳ルートとなっていて、勾配がきついところがいくつかあります。
第3回大会のときは、ゴールの制限時間が14:30だったのでギリギリでした。多分ゴール制限時間が早すぎるとの意見を反映しての1時間延長だったのかな。
意見を反映してくれたことに感謝です。
6月10日(日)大会 白馬五竜〜CP「白馬コルチナ」
Yahoo!の天気予報によると、12:00から雨の予報。そのため「オルトリーブ サドルバッグL」の中に雨具一式を入れて走ることにしました。
幸い雨が降ることはありませんでした。良かったです。
スタート

第4回大会の参加人数は500人と前回前々回と比べかなり多くなりました。そのためスタートはゼッケン番号順で50人ほどが1組になってスタートをします。そして今年から白馬コルチナへ向かう選手と青木湖へ向かう選手のスタート位置が分かれるようになりました。
感じとしては、白馬コルチナへ向かう選手が多かったですね。
白馬五竜をスタートすると下り坂です。緩やかな下りですが昨年落車事故が発生したところなので、気をつけて下ります。
CP Hakuba47

広大な田んぼを横目に農道を走り、少し上るとCPのHakuba47に到着。リストバンドと水分を頂きます。天気が良ければ山並みが綺麗に見えるのですが、残念。
昨年はこんな感じでした↓

しかしさすが長野県。朝はまだ肌寒いです。ウィンドブレーカー必須!!
リストバンドと水分補給を済ませ、足早に次のCPに向かいます。

ここからCP「八方温泉・足湯」まで晴れていれば、こんな景色が見られます。
CP 八方温泉・足湯

長野県道33号線を北へ進むと、白馬八方温泉街が見えてきます。長野オリンピックで使われたスキージャンプ台や、アルペンスキー開催地の八方尾根スキー場があるところですね。
CPは八方温泉・足湯です。温泉八方の湯があるところです。
ここの足湯気持ちいいんです。たまに白馬村に走りに行くので、帰りによく寄ります。

CPではリストバンド配布の他に、八方温泉にある100活堂の「温泉まんじゅう」が頂けます。ここまで約10kmとまだまだ序盤ですが、もちもちした食感の皮と甘いつぶあんのおまんじゅうがとても美味しく感じました。
ここから次のCP「おびなたの湯」までは緩やかな上り、しっかり補給してcrime onといきますよ。
CP おびなたの湯

緩やかな上りですが、次のAS「白馬岩岳」、CP「栂池第2駐車場」そしてCP「白馬コルチナ」と上りが続くので足を休めるために、インナーでクルクルまわしながら走りました。
CP「おびなたの湯」でリストバンドを受け取り、少し走った先の絶景ポイントへ。

絶景ポイントの橋からは、美しい北アルプスを見ることができますw
…来年は晴れてくれ。
ちなみにCP近くの「おびなたの湯」は源泉に一番近い温泉で、簡素な造りな露天風呂ですが空を仰ぎを仰ぎながら温泉に浸かることができます。
前回の大会終了後に行きましたが、アルカリ濃度が高くかなりヌルヌルした温泉でしたが、肌がツルツルになりました。何より「THE 露天風呂」という感じが良いですね。
さていよいよ山岳ルートの始まり。まずはAS「白馬岩岳」まで上ります。
AS 白馬岩岳

AS「白馬岩岳」までは、CP「おびなたの湯」からは距離4.9kmほど平均斜度1.6%といったところです。
ただし前半は下り、後半は上りなので計算して走りました。

AS「白馬岩岳」では、「おにぎり」に「お漬物」それに「蕎麦」が頂けました。
今年は参加人数が多いので、「蕎麦」の器が紙コップに変更されていました。これもアイディアですね。スムーズでいいです。
長野といえば蕎麦、やっぱり美味しいです。最近ではなかなか味わうことのできない握られた「おにぎり」も嬉しいですし、塩分補給にもなる「お漬物」もありがたい。
ただしここからが過酷。次のCP「栂池第2駐車場」まで先ずは頑張ります。
CP 栂池第2駐車場

CP「栂池第2駐車場」までは、AS「白馬岩岳」から距離5.8kmほど平均斜度1.7%でした。途中の栂池高原スキー場までの上りがキツかったです。友人はさっそくインナーローになっていました。
さてCP「栂池第2駐車場」ではリストバンドとあるものが頂けます。
それは…

Red Bull!!
「⁽⁽ଘ(*б▽б)俺、生きてる!」って山を上れということですね。分かります。
山は好きなので、さっそく飲んで走りました。
CP 白馬コルチナ

CP「白馬コルチナ」まで、CP「栂池第2駐車場」からは距離4.6kmほどで平均斜度0.6%でした。あれ平均斜度0.6%しかないのと思ったあなた、侮ってはいけませんよ。ここまで来るのに上り下りが連続で続きました。
そして最後には、距離1.6km平均斜度6.0%の通称12857climbの九十九折の坂が待ちかまえています。
後からストラバを見たところ、平均時速13.3km/h、心拍数136bpm、推定パワー150Wでした。
昨年より落ちました。はぁ、トレーニング不足ですね。

CP「白馬コルチナ」ではバナナが頂けます。上り終えた後のバナナ最高です。
さてこれで北の最高峰「白馬コルチナ」は制覇できました。次は南の最高峰「青木湖」です。残りのCPやASを経由して向かいますよ。
CP「白馬コルチナ」からCP「大出の吊り橋」は距離15.8kmほど平均斜度-1.3%です。ところどころ上りと下りを繰り返しますが、後半は下りと平坦です。
今年は風景写真を撮ることがなかったので、昨年の写真を数枚載せておきます。



北アルプスの山並みと田園風景を眺めながら、CP「大出の吊り橋」を目指します。
前半レポート 感想・まとめ
色々書いていたら、文字数が5,000文字を超えてしまったため一旦ここで区切りたいと思います。
毎回走っていて思うんですが、白馬連峰が間近に迫る場所なので上りが多いんですよね。
でも景色とおもてなしは最高ですよ。
後半はCP「大出の吊り橋」から「白馬五竜」のレポートと、「参加賞」についてお伝えします。