「NTN presents 2018ツアー・オブ・ジャパン」は、キナンサイクリングチームが総合優勝しましたね。
今年は行けなかったのですが、昨年はツアー・オブ・ジャパン南信州ステージを観戦しました。小雨が降る生憎のコンディションでしたが選手の皆さんの熱い戦いや沿道の応援など、熱気に溢れてて見てて鳥肌が立ちました。
プロの選手の戦いを間近で見れるっていいものです。
目次
そもそもツアー・オブ・ジャパンって何?

「ツアー・オブ・ジャパン」とは、日本で開催されるUCI公認国際自転車ロードレースの一つです。今年は国内8チーム海外8チームの計16チームが参加して、2018年5月20日(日)の堺ステージをスタートに5月27日(日)の東京ステージまでの毎日、各地で大会が開かれました。
「ツアー・オブ・ジャパン」のいいところは、各ステージごとに決められた市区町村で大会が開かれており、自転車を通じて各開催地域との連携や文化交流を行なって、地方を盛り上げていこうという側面もあるんです。
そんな「ツアー・オブ・ジャパン」、公道を使って行うためコースルートを把握すれば選手が走った道を体感することができます。
南信州ステージ(長野県飯田市)+ハーモニックロード
ルート
今回のライドは、長野県飯田市で開催された「ツアー・オブ・ジャパン第5ステージ 南信州ステージ(パレード7.3km+12.2km×10周の周回+フィニッシュ1.6kmの合計123.6km)」のうち12.2kmの周回コースを走ります。
周回コースを走った後、天竜川堤防沿いとフルーツラインをつかって北へ向かいます。
その後、長野県下伊那郡松川町で折り返し、伊那谷の西裾上段に整備された好展望道路「「ハーモニックロード」を使って飯田市へ戻る全長約49.5km、獲得標高888mを走りました。
南信州ステージ

最初は「南信州ステージ」の周回コースです。
コースに入ると、さっそく緩やかな上り坂に加え10%を超える坂が続きます。これがけっこう足にきて山岳ポイントの下久堅柿野沢区民センター付近に到達したときは、足がガクガクでした。
後からガーミンで確認したところコース標高は552メートルくらいでした。
伊那谷の東裾上段なので展望は抜群。飯田市の街並みと遠くには中央アルプスの山々が見えました。やっぱり高いところからの景色は最高ですね。

山岳ポイントを過ぎた後は、先に続くカーブをいくつも下り天竜川近くのヘアピンカーブ(通称TOJコーナー)から北へ向かいました。
しかし下りはホント怖いです。スリップしない為の溝が道路に掘ってあるので、タイヤがはまらないかヒヤヒヤしながら走りました。
天竜川沿いの堤防と上り

ここからは天竜川を北に遡っていきます。弁天橋から阿島橋までの堤防は、しっかりと整備されているので走りやすいです。高い空と田畑そして山並み、これぞ長野といった景色が広がっていて、ペダリングも軽くなります。
阿島橋で左岸へ復帰。ここからは上りになります。住宅街をクネクネ走り、最後に丘陵地を駆け上がります。
阿島橋の標高が414m、「南信州フルーツライン」との合流地点で標高563m、距離だったので約4kmだったので、平均の傾斜角3度でした。
でも最後の上りは辛かったです。
南信州フルーツライン

「南信州フルーツライン」は伊那谷南部を縦に走る「伊那南部広域農道」です。飯田市座光寺美女から松川町上片桐(中央道松川IC近く)まで走りました。
ここは主要な県道ということもあり、車が多いです。ただ幸いにも、広い歩道があるのでそちらを走りました。ところどころに農産物直売所があったりします。
景色は相変わらず最高です。山頂に雪が被った白い山も見ることができます。
ハーモニックロード

初めてここを訪れた時、なんて素晴らしい道があるんだろうと思ったほどです。
ハーモニックロードは、伊那谷の西裾上段に整備された好展望道路で高森町山吹から飯田市座光寺まで繋がっています。
松川町から走ると、まず目にするのはりんごの木。南信州はりんごの生産が盛んで春には白い花を咲かせます。

秋には真っ赤なりんごが実ります。りんご狩りや直売所が多く、自分もここでりんごを買って帰りました。
オススメは「りんご屋たけむら」さん(公式サイト)。たまたま自動販売機でドリンク買って飲んでいたら声をかけていただいき、りんごの試食までさせて頂きました。そのりんごがとても美味しくて、飯田市へ戻った後に車で買いに行ったほどです。
それ以来、南信州でりんごを買う時は「りんご屋たけむら」さんにお世話になっています。

りんご畑を過ぎると上り坂です。高森カントリークラブを横目にひたすら上ります。上り終えると増野展望台という展望台があったので、一休みしました。

さらに上りと下りを繰り返していくと、月夜平展望所が現れます。駐車場所が広く、伊那谷と南アルプスを見渡せ、案内写真まで見ている山がどの山か一目で分かります。
夕日に染まる景色は最高でしょうね。
ここから先も上り下りを繰り返し座光寺まで「ハーモニックロード 」を走ります。その後は川沿いを下りながら飯田市内へと帰りました。
温泉 ほっ湯アップル

やっぱりロードバイクで走った後は温泉ですよね。今回は「ツアー・オブ・ジャパン」のフィニッシュ地点からも近い飯田市健康温泉「ほっ湯アップル」(公式サイト)に行きました。
温泉は天然温泉かけ流し。露天風呂と内湯それに檜風呂があります。入場料は大人400円ととてもお値打ち。あと温水プールも入れます。他にも食堂・休憩コーナーがあったりと疲れた体を癒すことができました。
菓匠 赤門や 水まんじゅう

走った後はお腹が空きます。特に甘いものが食べたいです。
飯田市の名物といったらおまんじゅうの中に赤飯を入れて蒸した名物「赤飯まんじゅう」が有名ですが、今回は「水まんじゅう」を食べてきました。
「菓匠 赤門や」は120年の歴史ある和菓子屋さんです。
ここの「水まんじゅう」はホントにまろやかで美味しいです。
理由は、ぷるんとしたお饅頭がとても甘いこと、そして何より朝早く女将さんが「風越山」の「猿庫の泉」で汲んできた水をかけて食べるからだと思います。水をかけて食べる「水まんじゅう」なんて初めて食べました。
感想・まとめ
「ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ」の舞台でもある長野県飯田市。「ハーモニックロード 」のある高森町や松川町は、まさに山あり谷ありのコースでした。
しかし道は整備されて走りやすく、車も少なかったです。しかも温泉もあって、美味しい食べ物もたくさんありました。
そんな南信州、ぜひあなたも走ってみて楽しんで下さいね。